ナイキの創業者フィルナイトの自伝「SHOE DOG」の物語

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ナイキの創業者の人物像について知りたい

NIKEといえば、スポーツシーンでもはや知らない人はいない有名な会社ですよね。
自分も過去にスポーツに関わってきたし、その中でも1番NIKEが好きでした。

今回は、そのNIKEの創業者、フィル・ナイト氏が書いた
「SHOE DOG」という本について。

会社の創業者の人間味を知る機会は少ない。
しかし、創業者はどんな人なんだろう?
と思うことも多いのでは。

この「SHOE DOG」は
NIKE創業者のフィル・ナイト氏の自伝で
生い立ちやNIKE誕生までの話が
書かれています。

その中で、出身地オレゴンの話や
ナイキでの話、自身の後悔が語られるなど
とても人間味ある物語でした。

この本を読むと、
ナイキの創業者、フィルナイトから
絶対に勇気がもらえます。

信念はあるか?

私は社会人に入ってから信念を持ったことがない。

俺は〇〇を成し遂げたい。
まさしくこれが信念だろう。

最後にもったのはいつだろう。
多分高校生くらいの時だろうか。

あの時もっていた
絶対に〇〇を成し遂げるんだ。
という思い。

それから約10年という月日が経つ。

私は信念という言葉を
忘れかけている。

それだけ、刺激が少ない。
毎日遅くまで仕事をし、
土日はその疲れを癒すために過ごす。

そんな自分を変えてくれた本。

あの時の忘れかけた感覚を
呼び覚ますかのような
体験をしたのが今回紹介する
「SHOE DOG」

NIKEの創業者、フィルナイトの本が売っている

出会いは本屋。
「何かいい本はないかな」
程度でフラフラと入りました。
皆さんも同じようなことが
あると思います。

パーっと本棚に並んでいる本を目でおう。

その時に目に飛び込んだ
明らかに本屋では見慣れない
けどどこかでみたことはあるマーク。

ん?と思い手にとったのが「SHOE DOG」
本の表紙にNIKEの「スウッシュ」のロゴ。
本屋でナイキのマークをみる違和感。

「フィル・ナイト」
「世界最高のブランド、ナイキを作った男」

どんな内容なんだろう?と
本をめくっていくと
創業者の自伝のような内容。

「NIKEはめっちゃ成功しているしな。」

誰しもがわかることだし、自分もそのように思った。

「どうせサクセスストーリーの連続だろう。」
「自分のような一般人には遠い話」

と思いつつも、

偉人の人生を学ぶことには興味があった。
まあいい機会かと思い、レジへ持っていった。

フィルナイトから信念を学ぶ

実際に読んでみたフィルナイトの自伝から
フィルナイトのことがわかる部分を引用する。

フィルナイトの出身地オレゴンについて。

これまで出会った中で最高の先生よりp2

臆病者が何かを始めたためしはなく、弱者は途中で息絶え、残ったのは私たちだけだ。

私たち。開拓者精神を受け継いだ一部の者だけが、その道の途中で見出されると先生は信じていた。悲観的な考えを寄せ付けず、可能性を強く信じるものだけが生き残る。そしてその血筋を受け継ぎ、残していくのは私たちオレゴン人の仕事だ。

p422フィルナイトの側近たち

ほとんどがオレゴンの人間だと言うことも重要だ。私たちは、世間に対し、田舎者でないことをなんとしても示したかった。

p2に出てくる
フィルナイトが最高の先生と称する人物の言葉。
フィルナイトはオレゴン人であることを誇りに思っている。

オレゴンはアメリカの最西端の一つ。
元々、アメリカの開拓は東から西へ広がっていく。
よって最終的に到達する場所の一つがオレゴンなのだ。

フィルナイトの人生観

p4

人生は朝のランニングのように束の間であることを私は痛切に感じていた。だからこそ自分の時間を意義あるものにしたかった。目的のあるもの、創造的で、重要なものに。そして何より、、人とは違ったものに。

私は世界に足跡を残したかった。
私は勝ちたかった。
いや、そうじゃない。とにかく負けたくなかったのだ。

p5

私は自分の人生もスポーツのようでありたいと思った

また、フィルナイト自身、このような言葉を残している。

p417

私はもはやナイキを作った人間ではない。ナイキが私を作っているのだ。

元々陸上選手を目指していたフィルナイト。
スポーツマンだった彼の精神が今のナイキの原点と思うと、
ナイキとはフィルナイト自身であると言っても
過言ではない。

フィルナイトとナイキでのビジネス

p500

私たちにとってビジネスとは金を稼ぐことではない。
人体には血液が必要だが、血液を作る事が人間の使命ではないのと同じだ。

私たちはすべての偉大なビジネスと同様に、創造し、貢献したいと考え、あえてそれを声高に宣言した。何かを作り、改善し、何かを伝え、新しいサービスや物を、人々の生活に届けたい。

人々により良い幸福、健康、安全、改善をもたらしたい。
その全てを断固とした態度で効率よく、スマートに行いたい。

滅多に達成し得ない理想ではあるが、これを成し遂げる方法は、人間という壮大なドラマの中に身を投じる事だ。単に生きるだけでなく、他人がより充実した人生を送る手助けをするのだ。

フィルナイトは、稼ぐことに興味はなく、
いかに人に対して良いサービスを提供するか
考えていたかが伝わる文章である。

ナイキのエアーシリーズができたのも納得できる。

フィルナイトの後悔

p542ナイトの後悔

これまで数百回、いや数千回もの間違った判断を下してきたからだ。マジックジョンソンの事を、『ポジションの定まらないプレーヤーはNBAでは成功しない』と言ったのはこの私だ。

何より後悔しているのは、息子たちと一緒に過ごす時間が足りなかった事だ。もし十分な時間を持っていたら、マシューナイトの心の悩みを解決できたかもしれない。

p543

全てやり直せたらどんなにいいだろうか。それが無理なら、せめて浮き沈みの経験を若い人たちに伝え、彼らがどこかで同じ試練や苦境を経験した時、何かしらのヒントと慰めを得てくれたらと思う。

実は、マシューナイトという実息がお亡くなりになっている。
ナイキが大きくなるのに相反して、家族との時間が短くなる。
その葛藤も本書で読み取れる。

フィルナイトが伝えたいこと

p543

20代半ばの若者たちに言いたいのは、仕事や志す道を決めつけるなと言う事だ。天職を追い求めて欲しい。天職とはどういうものか分からずとも、探すのだ。天職を追い求めることによって、疲労にも耐えられ、失意をも燃料とし、これまで得られなかった高揚感を得られる。

p544

みんなに言いたい。自分を信じろ。そして信念を貫けと。他人が決める信念ではない。自分で決める信念だ。心の中でこうと決めたことに対しての信念を貫くのだ。

「私は自分の人生もスポーツのようでありたい」
と思ったところからナイキの創立までの物語。
まさに信念を貫き通した人生だ。

どんな人にも信念を

NIKEの創業者、フィルナイトですら
自身の人生において後悔がある。
成功者は、綺麗に成功だけしていない。

自分はどうだろうか。

自分もあの頃のように
一つの信念を持たなければ。

フィルナイトは自分の人生もスポーツのようでありたい
そう信念を持って最終的にそれを見事成し遂げた。

フィルナイトの人生を通して
「信念」を持つことの重要さを
思い出すことができた。

あなたの信念は何だろうか?

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