Appleの製品を持ち出すと、他のハードも揃えたくなる。そんな思いは僕だけではないはず。今回は2019/12/8に購入したAirPods Pro（エアーポッズプロ）のレビューについて。購入してから3ヶ月程度たったし、使ってみたレビューをしたいと思う。
結論から言うと、『今後イヤホンを検討する事は無くなった』という感じ。それくらいAirPods Proの完成度が高い。個人的に、ノイズキャンセリングとイヤーチップが購入の決めてになった。
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衝撃のノイズキャンセリング機能
雑音なく好きな音楽を聞きたい。音楽好きが音楽を聴くときそう思うだろう。私は音楽が好きな部類ではなかったが、このノイズキャンセリング機能には衝撃を受けた。これを体感できたのは本当に良かった。
例えば、電車で使った時。
ノイズキャンセリングを使わずに音楽を聞いていると、ガタンゴトンという音や、乗客の話し声、車内放送が聞こえてくる。そこでノイズキャンセリングを使うと、周りの音が「シーン」と聞こえなくなる。車内放送も意識しないと分からない。目をつむると耳へ流れる音楽だけが存在するような状況になる。
付属の３種類のイヤーチップが耳にフィットする
AirPods Proの前のAirPodsを購入したことがなかった。その理由が、「耳に合わない」だった。
イヤホンが引っかかる所の耳の形が人と違うのか、AirPodsをして動くとすぐに落ちる。これさえなければとずっと思っていたので、AirPods Proがイヤーチップになったと聞いた瞬間、購入意欲が跳ね上がった。
耳の形に合わせてS M,Lの3種類のイヤーチップが封入されているので、好みに応じて使い分けられる。自分は、耳に入れた時の圧迫感がちょうど良いSのサイズを選んだ。実際にほぼ毎日使っているが、普段使いで耳から落ちたことは一度もなく大変満足している。
Bluetooth通信は一度も途切れなかった
先輩が、『3000円くらいの安いワイヤレスイヤホンを買って使ったんだけど、音が途切れるから使わなくなった』と言っていて、最初、よく意味が分からなかった。AirPods Proでそんな事が一度も無かったからだ。
後々調べると、安価なワイヤレスイヤホンはたまに試聴している音が途切れる事があると知り驚いた。AirPods Proを購入してから、今日まで一度もそのような経験がない。これはもしかしたら大きな特徴なのかもと感じた。
iPhoneやApple Watchとの連携が良い
AirPods Proの電池残量を確認する時に、iPhoneをロック解除し、その時にAirPods Proのケースの蓋を開けると表示される。iPhoneで音楽を選曲してから再生までのレスポンスも早い。
AirPods ProはApple Watchとの連携も良い。ランニングをしたい時、Apple Musicで音楽を聞いている人は、iPhoneをもたずに、Apple WatchとAirPods Proだけを持って音楽を聞きながらランニングができる。
AirPods Proの充電の良い面・悪い面
充電については良い面と悪い面が両立している。まず悪い面で言うと、ケーブルの形状だ。
例えば、iPhoneだとLightning-USBケーブルと5W USB電源アダプタを使っている。
エアーポッズプロの場合、Lightning – USB-Cケーブルとなり、USB-Cに接続できる電源アダプタが必要になる。しかもiPhoneのように電源アダプタが付属されていない。
幸いにも「Anker PowerCore Speed 20000 PDのレビュー」で購入したAnkerのモバイルバッテリーに付属されていたPowerPort Speed PD30のおかげで充電には困らなかった。
しかし、そのような電源アダプターがないと、AirPods Proを充電ケーブルで充電出来ないので電源アダプタを別途購入しないといけない。
他社の近いスペックの製品で言うと、ノイズキャンセリング機能がついたSONYのワイヤレスイヤホンWF-1000XM3なんかはUSB Type-Cケーブル。今までの充電で使っていた電源アダプタが再利用できる点で言うと、エアーポッズプロは見劣りしてしまう。
しかし、AirPods Proにも良い面があってWireless Charging Caseで、QI充電に対応している点。
今までケーブルで充電をしてきて、たくさんのケーブルをダメにしてきたし、コードを充電ケースに接続するわずらわしさもどうにかしたかった。
なのでケーブル充電が卒業できるQI充電がある事は個人的にかなり購入意欲が高まるきっかけに。ちなみにQi充電対応の充電器に関しては「3in1のQiワイヤレス充電器のレビュー！Apple製品の充電をコンパクトに」という記事でレビューしている。
音量調節が出来たら良かった
AirPods Proのイヤホンを耳につけ、音楽を聞いていて思うのが、『音量調整が出来たらいいのに』。iPhoneか、Apple Watchを操作する事で音量調整出来るが、いちいちそれらを操作しないといけないのがめんどくさい。
Apple Watchだと、音量調整は楽かも知れないが、iPhoneでやるのは、ポケットから出したり、鞄から出さないといけないので一手間増える。
beatsのPowerbeatsProなんかはワークアウトでの使用を目的に作られており、ワイヤレスイヤホンに音量調整機能がついている。
無くすとお金が高い
「Appleのワイヤレスイヤホン・AirPods Proのレザーケースのレビュー」という記事でも触れたが、片方イヤホンを無くして、再度購入する時の費用が半端なく高い。片耳9800円、Wireless Charging Caseも9800円と、とても高価。
Amazonなどで見かけるワイヤレスイヤホンの安価なタイプだと2〜3台くらい買える金額。絶対無くさないでおこうと思うと、気持ち的に手軽に使えなくなるのはデメリットになる。
AirPods Pro（エアーポッズプロ）で音楽が好きになった
元々、あまりヘビーに音楽を聞いてこなかったが、AirPods Proによって、音楽を聞き出した。
例えば、自分だとSpotifyというアプリやApple Music。
Spotifyは選曲して再生が出来ないが、他人が作ったプレイリストを聴く事で『知らない音楽に出会う旅』ができるので面白い。
Apple musicは一曲からの買い切りが出来るので便利。Spotifyで聞いて、これは最高に好きだと思ったものをコツコツと買ったりしている。
そう思うと、AirPods Proによって音楽への関心を激変させられた。音楽に対する興味が変わったし、接する機会が多くなった。
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