伊丹美術館のソールライター展へ。ソールライターの独特の世界観を見た。

こんにちはkiです。

2018/05/19ソールライター展へ。

兵庫県伊丹市の伊丹市立美術館で2018/04/07-2018/05/20の間で行われた。入館料は大人800円。

これを知ったのはツイッターで、写真に興味が湧いたタイミングで個展があることを知ったため。場所も電車で行ける範囲だったし、金額も往復でそんなに高くないので足を運んだ。

電車に揺られてJR伊丹駅に到着。

ここから歩いて数分で目的地の伊丹市立美術館へ到着。外観が素敵な美術館。

いざ中に入ってみる。

美術館で作品を見るまで、敢えてソールライターの情報には極力触れず訪問してみた。正直に言うと、今まで名前を聞いたことが無い。どんな作品なのかも分からない。一体どんな世界観が広がっているのか、この目で確かめるのがいいと思ったから。

館内を回りはじめると、まずソールライターの生涯年表が目に入ってきた。アメリカで生まれ、ファッション写真、商業写真を手掛けた写真家。

それを過ぎて、いよいよソールライターの写真。

独特というか、写真の構図が今まで見たことが無いような切り取り方だった。

一瞬何を撮っているのかが分からない写真がある。

しかし、ずっと凝らして見ていると、だんだんとその写真の状況が理解できてくる。

天気や温度、その場の状況。

完全に自分には無い感性のアイデアを受け取れた気がした。写真とはその場の状況をはっきりと鮮明に収める事で成立すると思っていたが、全てを写す事だけが写真では無い事を知った。

ソールライターの人生の一部を経験できた気がした。

美術館の最後にはソールライターの作品のポストカードの販売があった。写真を見ながらレンズの事を考えてしまう。

ソールライターは広角よりも単焦点、望遠距離のレンズを多用しているのではないか。

元々広角レンズしか興味を持てなかった自分が、ソールライターの写真展によって、望遠にも興味を持つきっかけになってしまった。

この時に展示していた写真は青幻社より発売されている『All about Saul Leiter ソールライターのすべて』にも載っているので興味がある人はどうぞ。

たまに時間がある時に読み返す。

ソールライターの写真の構図のアイデアが載っているものなので、自分もこう撮ってみようという意欲が湧く。

それ以外にもソールライターの経歴を年表で見れるのでソールライターに興味がある人にとっては面白い本になる事は間違いない。ソールライターに興味が無くても写真に興味がある人は一度読むと写真の幅がきっと広がるだろう。

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